2016年6月19日(日)まで『Volez, Voguez,Voyagez – Louis Vuitton (空へ、海へ、彼方へ ── 旅するルイ・ヴィトン)』展が開催されている。特設会場が隣接している紀尾井町は、1978年に日本初の店舗がオープンした縁のある地で、このエキシビションを開催するのにぴったりの場所だ。
Glampでは、「グランピングの歴史はルイ・ヴィトンと共に始まった」とグランピングの歴史はルイ・ヴィトンと一緒に進んできたという記事を掲載している。編集部では、改めてルイ・ヴィトンとグランピングの関係性を追うために旅するルイ・ヴィトン展を視察した。
旅するルイ・ヴィトン展の概要
ガリエラ宮パリ市立モード美術館のオリヴィエ・サイヤール館長をキュレーターに迎えて、ルイヴィトンの歴史を振り返る同展示では、
1854年に世界初の旅行鞄専門店を創業してから今も受け継がれている“旅の真髄”が見られる。
本展示はパリでも実施しており、旅をテーマとした10章構成。そのうちの一つは日本限定公開として、日本に特化した内容だ。
【開催期間】2016年4月23日(土)-2016年6月19日(日)
【場所】東京都千代田区麹町5丁目「旅するルイ・ヴィトン展」特設会場
【時間】10:00am – 8:00pm
【休館日】月曜日(5/2, 6/13は1:00pm-8:00pm開館)
【入場料】無料
※5ヶ国語対応オーディオガイド、スマートフォンアプリでエキシビション・ツアーをお楽しみいただけます。
特に編集部は「4.旅の創造」に注目してグランピングの歴史を追った。
旅の創造。移動手段ともに変化するルイ・ヴィトン
ルイ・ヴィトンの歴史において輸送手段の発明と発展にともない、旅はより身近なものになった。
会場では、ヨット、自動車、列車、航空機といった大きな変化に伴うシーンを展示しています。
3代目が愛用したベットが格納されたトランクなどは必見。
ヨットによる旅の増加、クルーズの流行
20世紀初頭からの豪華客船によるクルーズが流行がブームになると、ルイ・ヴィトンは「スティーマー・バック」を発表
トランクの仕切りの中に、折りたたんで収納できるため、クルーズ中の着用済の衣服を入れておくことができた。
この利便性が受け、海の旅人の必須アイテムとして発展。現代にもその形が引き継がれている。
スピードを操る自動車の旅
自動車が流行すると自動車の上にワードロープなどをいれたカートトランクが備え付けられました。
自動車での旅の途中での休憩は欠かせないため、休憩時に使用するティーセットをいれたトランクなどが使われる様になった。
空の旅のトランクやバッグ
大きな航空機のはねの上にバックが並ぶモニュメントは、空の旅が増えるにつれバックを軽量化していったルイ・ヴィトンの姿勢が感じられる。
列車の旅、新たな地平線に向かって
列車による旅についてのコーナーにおいては、車窓を背景に当時の深みのあるコニャックやグレーのレザーで表現されたバックが展示されている。
反対側の壁面には、3代目が収集した当時発行されたホテルなどの多種多様なステッカーが並べられている情緒あふれる空間を演出されている。
旅するルイ・ヴィトン展を見逃すな
今回のルイ・ヴィトン展はグランピングはグラマラスなキャンプの略であることがよく分かる。
約100年の間に、セレブ達に愛用された使いやすさをとことんまで考えぬいた“平らなトランク”。
ラグジュアリーな旅行シーンを支えてきたルイ・ヴィトンのデザインや歴史が凝縮した素晴らしい展示でした。
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